ちょっと役立つコラム
12.32023
キッチンカーは大きければ売上は伸びるのか?【キッチンカーの大きさと売上の関係】
キッチンカーで移動販売をしたいと思った時、まず車の大きさについて考える必要があります。
今回は、移動販売のキッチンカーの大きさと売上の関係について簡単に解説します。
移動販売のキッチンカーとして使う車には大きく分けて3つあります。
①軽自動車
サイズは幅3.4m、奥行1.5m、高さ 1.8m~2.5mです。
作業できる人数は1~2人です。車両タイプは軽自動車、軽トラックです。
営業するための最低限の設備は置けるので、軽食などのカフェメニューなら問題なく販売できます。
②中型自動車
サイズは幅4.5~5.2m、奥行1.8m、高2.5~3mです。
作業できる人数は2~3人です。車両タイプは1tトラックです。
大容量の給水タンクや冷蔵庫をはじめ、小型キッチンカーでは搭載が難しかった冷凍庫などの本格的な設備が設置できます。
食材を保存するための環境が整うので、車内に十分な量のストックができます。
しっかりしたコンロなどの調理機器も置けるので、素早く調理して温かいまま食事を提供できるファストフードなどにも適しています。
③大型自動車
サイズは幅6~6.5m、奥行2m、高さ3~3.3mです。
作業できる人数は4~5人です。車両タイプは1.5~2tトラックです。
こじんまりしたキッチンカーではないので、固定された店舗のような環境を作れます。
キッチンは普通の一般家庭のような設備を整えられるのが嬉しい点といえるでしょう。
給排水の設備はもちろん、3口コンロや冷蔵庫に冷凍庫などこだわりの調理機器に囲まれて調理ができます。
スペースが広いので、スタッフが休憩したり着替えをするスペースまで作れてしまいます。
以上のそれぞれの特徴を踏まえた中でとにかく少額の資本で始めたい方は、軽自動車がおススメです。
まずは、小さな車で始めて、商売が軌道に乗ったら普通自動車にステップアップしていけば良いでしょう。
しかし、稼ぐことを考えるのであれば、やはり大きい車の方がそれに比例して売上も上がる傾向にあるようです。
とくに、短期間で大きく稼ぐ必要のあるイベントではトラックのような大型のキッチンカーで出店する方が良いです。
売上を上げるためにポイントになるのが、立って仕事ができるかどうかです。座ってしか仕事ができないとなると、体にかかる負担が大きく作業効率の低下を招き、さらにはお客様に注目されないという悪循環が生まれる可能性があります。
資金に余裕ができたら立って仕事ができる車を選んだ方が良いでしょう。
作業効率が上がり、車の注目度が高まります。
しかし、キッチンカーの大きさと売上の比例については、様々な要因が影響するため、一概には言えません。ただ、キッチンカーの大きさが大きくなると、設備や人件費などのコストが増えるため、売上もそれに比例して増加する傾向があるといえます。
キッチンカーの売上は、場所や商品の種類、価格、需要などによって大きく左右されるため、大きさだけでなく、様々な要因を考慮する必要があるでしょう。
また、キッチンカーの損益分岐点を計算することで、売上に対する利益率を把握することができます。
損益分岐点とは、売上高と費用が同じになる点のことで、この点を超える売上高を達成することで、利益を上げることができるという一つの指標です。
キッチンカーの損益分岐点は、固定費と変動費を考慮して計算されます。固定費とは、売上高に関係なく発生する費用で、例えば、車両のリース代や駐車場代などが含まれます。一方、変動費とは、売上高に比例して発生する費用で、例えば、食材費や人件費などが含まれます。
また、いくら大きい車を購入しても、車が汚いお客様に悪い印象を与えてしまいます。
車は大きさに関係なくいつもきれいにピカピカに磨いてあげることも大切です。
以上のことを踏まえてキッチンカーの大きさを考えてみましょう。
おばた行政書士事務所では飲食店を開業したいというお客様の夢のお手伝いをさせていただきます。
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