ちょっと役立つコラム

飲食店を開業するために理解しなければいけない飲食店の儲けのしくみ

飲食店を開業したいけど、一体どのように儲け(利益)が出るのでしょうか。開業してからもこの儲けのしくみはとても大切な考え方です。

当たり前ですが、お金の管理は大切です。それは頭では皆さん分かっているかと思います。

しかし、実際に飲食店で廃業する理由は、思い描いていた店舗運営ができず、運転資金に困って廃業するケースがほとんどのようなのです。

それはなぜか。

主な理由として飲食店は現金商売であり、現金収入があるとの安心感からかなぜかどんぶり勘定になりがちということが考えられます。

だからこそ、飲食店の開業を成功させるためには儲けるしくみを知り、お金の管理をしっかりする必要があります。

ここでは儲け(利益)とは何かについて解説します。

飲食店の儲けの基本は、「客単価×客数=売上」です。

客単価とは、お客様一人当たりがどれぐらいの予算で食事をしてくれるかの価格です。

例えば、ファミリーレストランではメニューの価格帯が安いので当然、客単価が低く、逆に高級料亭だとメニューの価格帯は高いので高くなるということです。

客数とは来店したお客様の数です。

この2つを掛け算したものは売上となります。

 

しかし、飲食店の儲けは売上とイコールではありません。飲食店の儲けとは「売上」から経費を引いた「利益」のことです。何よりこの利益が大切です。

 

飲食店の儲けのしくみを理解するためのポイントは3つです。

それは「売上総利益(粗利)」「営業利益」「経常利益」です。

 

①売上総利益とは

売上高―売上原価=売上総利益(粗利)

売上から売上原価を差し引いた利益で、損益計算書で最初に現れる利益のことです。商売の大元の利益ともいえ、商品そのものがもたらす利益です。

 

②営業利益とは

売上高―売上原価―経費=営業利益

営業利益は「本業で稼いだ利益」といわれ、食材を仕入れて調理したものをお客様に販売するという飲食店の本業の結果で得た利益のことです。利益のなかで一番重視されるものです。

③経常利益とは

営業利益+営業外損益=経常利益

本業で稼いだ利益のほかに、本業以外の収益や費用もあります。例えば出店のために金融機関から受けた融資に関する利息(支払利息)などです。つまり、本業とは関係ないところで発生する収益や費用のことです。これを「営業外損益」といいます。

経常利益には、「毎期繰り返す事業活動の結果の利益」という意味があり、営業利益の次に重視される利益です。

 

飲食店を開業したいと夢を持つと同時に現実的なお金の問題にも向き合うこと…つまり、儲けのしくみを理解することが大切なことなのです。

 

おばた行政書士事務所では飲食店を開業したいというお客様の夢のお手伝いをさせていただきます。

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