ちょっと役立つコラム

福祉の世界について【静岡県の行政書士が解説】

福祉の世界は大きく変化しています。しかし、福祉とは一体何なのか?ということを知らないと、何が変化しているのか分からないと思います。

今回は福祉の世界について解説します。

 

福祉の原点は「聖徳太子」かもしれないと言われています。

あの有名な聖徳太子です。

西暦593年…奈良の四天王寺に悲田院(ひでんいん)を設立して貧窮者や孤児を収容した聖徳太子、仏教伝道のため諸国を歩きながら橋づくり等を行っていた僧侶たち、行基が、日本の福祉の原点であると言われています。

それはまさに「社会事業」の先駆けでした。

 

詳しくはこちらをご参照下さい

知っていますか?わたしたちのこと | 全国社会福祉法人経営者協議会 (keieikyo.com)

 

時は流れ、第二次世界大戦後の日本では憲法25条で社会福祉が明確に規定され、GHQ占領下にはアメリカ型の福祉の考え方を起点とした今の日本の福祉の骨格ができました。

 

憲法

第二十五条 

①すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

② 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 

これは戦後の混乱と社会の貧窮を象徴するかのように「公衆衛生」と「救貧政策」を根幹においたものでした。

 

社会福祉の基本的な領域は救貧だけではなく「障害福祉」「高齢者福祉」「児童福祉」「生活扶助」等、社会的弱者の分野ごとに構築されてきています。

しかし、その根幹にはさまざまな事情を抱えて経済的に自立できなくなってしまった方々の「救済」の考えがありました。

これは現実には公金による救貧者の救済であり「お上からの施し」としての福祉政策が展開されてきていました。つまり、その救済の対象者はごく一部の「かわいそうな人たち」という狭い対象となっていました。

 

このような時代背景から現在、福祉に関する法律が様々改正されて「措置と施し」の福祉から個人の自立を大前提として、これを補う形ではじめて福祉サービスがある、それもサービス提供者と利用者が対等の関係で、福祉サービスが位置づけられています。

また、民間事業者が一定の基準を満たせば自由にサービス提供をおこなえるようになっています。

 

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