ちょっと役立つコラム

障害福祉サービス事業のリスクと収益性について【静岡県の行政書士が解説】

障害福祉サービス事業者にとって経営能力や経営効率などの導入と同時に重要なことがリスクマネジメントと収益性です。

今回は、リスクマネジメントと収益性について解説します。

 

リスクマネジメントについて

障害者にとっても高齢者と同じように、常に事故の危険性と隣り合わせです。

障害福祉サービス事業者は、利用者が重篤な状況に陥る事態になった場合、利用者、または利用者のご家族から訴訟を起こされてしまい、裁判沙汰になってしまうことも考えられます。

提訴、告訴になってしまった…そんな事態になってしまったら法人のイメージが低下します。また、最悪の場合…敗訴となれば、経営ができなくなってしまう可能性もあります。

さらに、利用者だけではなく、働いている職員に関しても労働基準、労働災害等のリスクを抱えることにもなります。

事故を防止するためには事故が起こる原因の想定・把握することが重要です。事故を完全になくすことに越したことはありませんが、現実的に考えるとそれは難しいでしょう。少しでもその発生を防止するための準備をしましょう。

事故が起こってしまった時の対処法をマニュアル化しておくことも大切です。

素早く的確な対処が事故の重大化を防ぐことに繋がります。また、事故が起こってしまったときは、行政に迅速に報告し、真摯、誠実な対応をしましょう。

事故の原因や経緯を包み隠さず公表、説明することが大切です。

 

収益性について

 

税金、補助金や社会保険料などを財源として運営している事業所の場合、障害福祉サービスに関わらず社会福祉サービス全体的に高い収益が見込めないのではないか…と思われるかもしれません。

しかし、社会福祉サービスの収益性については、障害福祉サービスを例にすると、障害者の人口が年々増加傾向にあり、それに比例して国の障害福祉事業予算も増加傾向にあります。また、障害者のアンケートからは、利用したくても利用できない福祉サービス、施設があり、まだまだ障害者のニーズに応えられていない状況も読み手取れますね。

以上のことから、障害福祉サービスの市場は今後も伸びが期待できるでしょう。

これから新規参入しようとする人にもビジネスチャンスがあるといえます。

障害者のご家族の悩みやニーズを正確に把握し、新たなサービスが生まれることを期待しています。

 

詳しくはこちらをご参照下さい

令和5年障害福祉サービス等経営実態 調査結果の概要について(厚生労働省)

 

 

 

 

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