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ちょっと役立つコラム
3.92025
小さく始めて大きく育てる!就労支援B型の開業アイデア【静岡県の行政書士が解説】

就労継続支援B型事業を始めたいけれど、開設費用が気になる……そんな方も多いのではないでしょうか?
就労支援B型は、障害のある方が自分のペースで働ける場を提供する大切な事業です。
しかし、開業には一定の資金が必要であり、その準備が負担になることも少なくありません。
そこで今回は、「小さく始めて大きく育てる」ことをテーマに、なるべく費用を抑えながら就労支援B型を開業する方法をご紹介します。初期投資を最小限にし、無理なく運営できるポイントを押さえておきましょう。
1. 物件選びは慎重に!
就労支援B型を開業するには、まず「どこで運営するか」が重要です。事業所の立地や賃貸費用は、運営コストに大きく影響します。
費用を抑えるポイント
居抜き物件を活用する
以前、飲食店や事務所だった物件を活用すると、内装工事の費用を抑えられる可能性があります。
住宅の一部を活用する
一軒家の一部を事業所として利用できるケースもあります。自宅を使うことで賃料負担を軽減できます。
自治体の補助金を活用する
自治体によっては、福祉施設の開業に補助金を出しているところもあります。事前に調べておくとよいでしょう。
2. 必要な設備を厳選する
就労支援B型の事業では、作業スペースや休憩スペースが必要ですが、初期費用を抑えるためには設備を厳選することが大切です。
初期投資を抑える工夫
中古の備品を活用する
机や椅子、作業台などは、中古品を活用することでコストを大幅に削減できます。
寄付や譲渡を受ける
地域の企業や団体に協力を求めると、不要になった備品を寄付してもらえる場合があります。
レンタルを活用する
コピー機やパソコンなどは購入ではなく、リース契約を結ぶことで初期費用を抑えられます。
3. 事業内容をシンプルにする
就労支援B型では、利用者さんに提供する作業内容が多岐にわたります。ですが、最初からあれもこれも手を広げると、運営コストが増えてしまいます。
スモールスタートのコツ
シンプルな作業から始める
例えば、軽作業(封入作業、シール貼り)やハンドメイド製品の制作など、初期費用がかからない業務からスタートするとよいでしょう。
地域の企業と連携する
企業からの作業委託を受けることで、安定した仕事を確保しやすくなります。
オンライン販売を活用する
自社で商品を作る場合、ネットショップ(BASEやメルカリなど)を活用すると、販路を広げやすくなります。
4. 人件費を抑える工夫
開業当初は、できるだけ人件費を抑えることが重要です。
費用削減のポイント
家族や知人の協力を得る
事業が軌道に乗るまでは、家族や知人にボランティアで手伝ってもらうのも一つの方法です。
パート・アルバイトを活用する
常勤職員を最初から雇うのではなく、必要な時間だけ働いてもらうことで人件費を削減できます。
助成金・補助金を活用する
福祉関係の助成金や補助金を利用することで、職員の人件費を賄うことができる場合があります。
5. 補助金や助成金を活用する
就労支援B型の開業には、補助金や助成金を活用することができる可能性があります。
これらの制度をうまく利用することで、開業費用の負担を大幅に減らすことができます。事前に自治体の窓口や専門家に相談してみましょう。
6. 継続的な運営のために
事業を長く続けるためには、資金計画や利用者の確保が重要です。
運営のポイント
開業後の資金繰りを計画する
開業後3〜6か月は収入が不安定になることが多いため、運転資金を確保しておくと安心です。
地域の支援機関と連携する
ハローワークや福祉施設と連携することで、利用者を安定的に確保しやすくなります。
利用者のニーズに合わせて柔軟に対応する
利用者に合った作業内容やサポート体制を整えることで、事業の継続性を高められます。
まとめ
就労継続支援B型の開業は、決して簡単なことではありませんが、「小さく始めて大きく育てる」ことで、無理なく事業をスタートすることができます。
物件は居抜き物件や自宅活用でコスト削減
設備は中古品やレンタルを活用する シンプルな作業から始め、地域企業と連携する 人件費を抑える工夫をする 補助金や助成金を活用する 運営計画をしっかり立てる |
これらのポイントを押さえながら、事業を軌道に乗せていきましょう。
「大きな夢を、小さな一歩から」。 あなたの就労支援B型事業が、多くの方の希望となることを願っています!
おばた行政書士事務所で障害福祉支援サービス施設の開業・運営サポートを行っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。