ちょっと役立つコラム

グループホームに求められるもの…究極のカタチとは【静岡県の行政書士が解説】

今後グループホームを運営するにあたり求められるもの…また究極のカタチとは一体何でしょうか。

 

グループホームとはホームというだけあってひとつの【家】であり【家族】であることが理想です。

グループホームに求められるものは、日常生活を淡々と送ること、日常生活の家族の中で様々な家事や出来事です。

これは利用者の症状を緩和し、進行を押さえ、時には能力が呼び覚まされるなんて効果があるかもしれません。

しかし、これこそが非常に難しいことなのです。「普通の暮らし」「日常生活」というものは普段ほとんど意識せずに送っているため、改めて「仕事」として、さらに「運営」として組み立てて、スタッフが役割分担しながら日々を送っていく…それには様々な工夫が必要となります。

裏を返せば、自分がやってみたい支援やケアをやりやすいこともグループホームの魅力といえるでしょう。

様々な工夫と方法を組み合わせて、自分なりの「普通の暮らし」のスタイルを作ってみてはいかがでしょうか。

さらにグループホームの究極のカタチとして目指すところは誰が利用者で、誰がボランティアで、誰がスタッフか分からないという地域密着型サービスにすることではないでしょうか。

行政の中での福祉政策は「高齢者福祉」「障害者福祉」「児童福祉」と、縦割りで明確に異なる制度となっています。

施設を新しく開設するためにはやりたいことを説明し、それぞれの制度の枠組みの中で申請をしなければなりません。

この説明をすることだけでも一苦労かもしれません。さらにはホームの新設のために地域住民に説明をし、同意を得たり…と乗り越えなければならないことが沢山あります。

様々な苦難を乗り越え「誰もが利用したいときに利用できる」サービスの形ができるのです。

それがグループホームの運営をするやりがいにもなり得ることでしょう。

 

グループホームを地域に根差した事業として継続していくための手法や理念を実行するために、その思いを強い社会的な使命感とそれをやり通す粘り強さをもって取り組んでいきましょう。

 

今後、グループホームが増え、支援体制が充実することによって障害者と健常者の隔たりのない社会が実現することを願っています。

 

 

 

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