ちょっと役立つコラム

グループホームを事業運営するための地域社会との関係づくり【静岡県の行政書士が解説】

グループホームとして事業運営していく上で、大切なことは地域との良好な関係づくりです。

今回はグループホームを事業運営するための地域社会との関係づくりについて解説します。

住み慣れた自宅や地域の延長にグループホームがある、という趣旨があるからです。また、実際にグループホームを運営し始めたときに生じる様々な出来事やトラブルに対応するためにも、地域社会の中で理解され、支援してもらえる存在になることが大切です。

なぜなら、グループホームは障害者の方々が住む「特殊な家」という世間の目がまだまだあり、(悲しいことですが…)地域の理解が十分とはいえないところもある、という現実を踏まえる必要性があるからです。

実際には、スタッフが注意しても入所者が近隣を徘徊したり、ホーム内での声や音が近所に聞こえたりと、様々なことが起こり得るでしょう。

このような事態を乗り越えるために障害者に対して地域全体で理解し合い、支え合うという風土を作り上げることをめざして、たゆみなく、粘り強い取り組みを重ねること、そしてそのグループホームが地域の中で「役に立つ存在である」という認識がされることがポイントとなります。

 

まずは、グループホームの存在と役割への理解の推進をしましょう。

 

グループホームの認知と入所者の募集の段階で、ホームのパンフレットを作成し、地域の関係機関へ理解とPRを行いましょう。またグループホームを「地域の開かれた存在」とするために、町内会の活動への参加や、各種セミナーや見学会の開催、地域の小中学校の授業の体験学習への取り組みなど、様々な形式でグループホームの認知を広げることが重要です。

 

また、会議を開催し、ホームの生活やサービス提供の報告を行うとともにその評価をしてもらい、また関係者への要望を聞いてみましょう。そして、会議の内容は必ず記録しておきましょう。

 

このように地道な努力を重ねることによって、地域の理解が深まることでしょう。

まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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