ちょっと役立つコラム

七夕に想いをこめて ― 願いごとと行政書士の仕事の話【静岡県の行政書士が解説】

7月7日は「七夕(たなばた)」の日。
織姫と彦星が年に一度だけ天の川で出会えるという、ロマンチックな伝説が語り継がれている日です。

子どもの頃は、学校や地域の行事で笹に短冊を飾った記憶のある方も多いのではないでしょうか。
大人になると、そうした風習からは少し離れてしまいがちですが、七夕は“願い”という目に見えないものを、文字にして表す、ちょっと特別な日でもあります。

私自身、行政書士として日々多くの方の「想い」と向き合う中で、七夕の持つ意味を深く感じるようになりました。

願いごとは、心の中だけではなく

行政書士の仕事には、派手さや注目度こそあまりないかもしれません。
けれども、書類一つひとつの向こう側には、その人の「こうありたい」という願いや思いがあります。

誰かの未来のために今できる準備を整えたい。
安心して一歩を踏み出したい。
不安を少しでも減らして、穏やかな日々を送りたい。

それらは、たとえ声に出して語られなくても、表情や言葉のはしばしに滲んでいるものです。
行政書士としての役割は、そうした“声にならない願い”を受け止めて、必要な形に整えていくことだと感じています。

書類や制度というと冷たいイメージを持たれることもありますが、実際にはとても人間的で、気持ちに寄り添う場面が多い仕事です。

願いが「形」になるまでの道のり

七夕に短冊へ願いを書くように、私たちが扱う書類も、「心の中の思い」を言葉にし、形にして残すものです。

言葉にすることで、思いがはっきりする。
紙に書くことで、未来へと一歩近づく。

そうしたプロセスは、実はとても大切な営みです。

ただ、いざ形にしようとすると、不安になったり、どんなふうに書いたらいいのか迷ったりするのも自然なことです。
だからこそ、行政書士という立場で、その“最初の一歩”を支える存在でありたいと、日々感じています。

七夕の橋のように

七夕の夜、織姫と彦星は、天の川を渡るために、カササギの翼で作られた橋を渡って再会するのだと伝えられています。
離れていた二人が、空の川を超えて出会えるように。

この“橋”という存在は、行政書士の仕事にも重なるように思います。

たとえば――
制度と人の間、行政と暮らしの間、希望と現実の間。
そのあいだに橋をかけることで、「できないかもしれない」が「やってみようか」に変わっていく。

手続きの道のりは、時に複雑で、遠く感じることもあります。
でも、橋があれば、その先へ進む勇気が持てる。

私たち行政書士は、そんな橋のような存在でありたいと願っています。

最後に、私の願いについて

私は七夕の日に短冊を飾ることはしていません。
というのも、短冊ではとても書ききれないほど、願いごとがたくさんあるからです。

そのかわりに、私はよくノートや手帳に願いごとを書いています。
朝の時間に小さな夢を書いてみたり、夜ふと浮かんだ想いを言葉にしてみたり。
誰に見せるでもない、けれど確かに心にあるものを、文字として書きとめることが、私にとっての「願いのかたち」です。

願いを書くことで、気持ちが少し整ったり、自分の軸に戻れたりする。
そんな時間が、仕事にも暮らしにも、穏やかな影響を与えてくれているように思います。

七夕という日は、改めて自分の中にある願いに目を向けるきっかけになる日です。
「自分は、どんな未来を思い描いているのか」
「何を大切にして、誰とどんなふうに生きていきたいのか」

ぜひ、そんな問いを自分に向けてみてください。

そして、その願いを形にするお手伝いが必要なときは、行政書士としてお力になれたらうれしいです。

皆さんの願いが、少しずつでも、穏やかに叶っていきますように。

まずはお気軽にご相談ください。

あなたの想いに寄り添いながら、大きな一歩を全力でサポートいたします。

 

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