ちょっと役立つコラム

終活よりも健康な体が優先か?終活VS長寿【静岡県の行政書士が解説】

先日、とあるお客様とお話をしていたときに出てきた話題…

「世の中、高齢になったら終活、終活と言われるけど、終活よりも先に健康な体づくりが大切でしょ。終活なんてもっと後に考えれば良いと思うよ。」

というお話をお客様はされていました。確かに一理あるなぁ~なんてその時は思いました。

しかし、果たして終活を後回しにして良いものなのでしょうか?

私たちは誰もが、健康で長生きしたいと願っています。一方で、最近、「終活」という言葉もよく聞くようになりました。

終活とは、自分の人生の終わりを見据えて、身の回りの整理や、財産の管理、遺言書の作成などを行うことです。

健康でいることと終活、実はこれらはお互いに支え合うものであり、どちらも大切なことなのです。

健康で長生きする大切さ

まずは、健康で長生きすることの大切さについて考えてみましょう。健康な体があれば、毎日の生活をもっと楽しむことができます。旅行に行ったり、趣味を楽しんだり、家族や友人と楽しい時間を過ごすことができるのは、健康があってこそです。また、病気にならないことで、医療費を抑えることもできます。病気になると治療費や薬代、入院費がかかり、大きな経済的負担となります。

日々の生活の中で健康に気を付けることはとても大切です。

終活の大切さ

一方、終活も大切です。人生の終わりを迎えるにあたって、残された家族に負担をかけたくないですよね。終活を通じて、自分の財産をどう分けるかを決めておけば、遺産相続でのトラブルを防ぐことができます。また、葬儀の方法やお墓の準備を事前に決めておくことで、家族が困らずに済み、自分の希望通りに送ってもらえます。

いくら健康な体とはいえ、いつ自分の人生に終わりが来るかなんて分からないですからね。

健康と終活のバランス

健康と終活、どちらも大切です。長生きを目指すためには、まずは健康を維持することが大事です。しかし、同時に終活も進めることが重要です。健康を維持するためには、定期的な健康診断やバランスの取れた食事、適度な運動が必要です。ちなみに、私は最近、筋トレを少しだけ頑張っています。

そして、終活に関しては、定期的に見直して遺言書を更新することが求められます。なぜなら、その時々によって自分の考えや環境が変わるからです。

遺言書を書く理由

さて、遺言書を書く理由について考えてみましょう。まず第一に、自分の意志を明確にするためです。遺産相続は時にトラブルの元となりますが、遺言書を作成することで、誰に何をどのように分けるかを明確に示すことができます。これにより、家族間の争いを未然に防ぐことができます。

また、遺言書を作成することで、自分の意志が確実に実現されるという安心感を得ることができます。例えば、特定の団体に寄付をしたい場合や、特定の家族に特別な遺産を残したい場合など、遺言書を通じて自分の意志を確実に伝えることができます。

さらに、遺言書を作成することで、自分自身の人生を振り返る機会にもなります。これまでの人生を見つめ直し、今後の人生をどのように過ごしたいかを考えるきっかけとなります。終活を通じて、自分の人生をより豊かに、そして充実したものにするための手段として、遺言書の作成は非常に有益です。

結論

健康と終活、どちらも大事で、どちらか一方を後回しにして良いものでもありません。

健康な体を維持しつつ終活を進めることで、私たちはより安心して、充実した人生を送ることができます。自分が元気なうちにぜひ遺言書の作成を考えてみてください。自分の意志を明確にし、家族への思いやりを示すためにも、遺言書は非常に重要です。

健康で長生きしながら、充実した終活を進めることで、私たちの人生はより豊かで意味のあるものになるでしょう。

 

 

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