ちょっと役立つコラム
12.302023
移動販売の出店契約で確認しなければいけないこと【静岡県の行政書士が解説】
移動販売を出店するためには契約書を交わさなければいけません。
出店するにあたり、お互いにトラブルがないように契約に関する確認をしっかりしましょう。
今回は、移動販売の出店契約で確認するべきポイントについて解説します。
1.通常出店で確認すること
通常出店では本契約を結ぶ前に「お試し出店」をしてみましょう。
出店回数、出店期間、出店料を決定し、営業してみます。お試し期間が終了に近づいてきたら、出店の継続について話し合いましょう。出店料の負担については、売上の数字をもとにして交渉してみましょう。値切るのではなく、商品のクオリティを保ちながら商売を継続するための適正な出店料を相談するというスタンスで相談しましょう。
①出店日、出店曜日
②入店時間、退店時間
③販売開始時間、販売終了時間
④電気の有無(ない場合は発電機の利用は可能か)
⑤お試し出店期間を設ける場合は回数、期間
⑥出店料
⑦出店料の支払い方法
⑧販売アイテムとメニュー
2.イベント出店で確認すること
イベント内容や予想来場者数から売上予想を立てましょう。その上で、1時間に何食出せるのか、最大限に対応し続けた場合に何時間でなくなるのかを伝え、持って行く販売量を主催者側と相談してください。主催者側が欠品を嫌う場合があります。その時はまったく売れなかった場合の何らかの売上保証はあるのかを話し合いましょう。主催者側の要望とイベントでお客様に喜ばれる商品を提案しましょう。
①イベント名
②開催場所
③開催日時
④イベント内容、趣旨
⑤予想来場者数
⑥出店料
⑦前年実績
⑧メニューの制限
⑨出店台数
⑩搬入時間・搬出時間
⑪販売時間(何時から何時まで販売可能なのか)
⑫雨天決行か中止か(中止の場合はどの段階で決定されるのか)
⑬電気の有無(発電機は必要なのか)
⑭水場の有無
3.買取出店で確認すること
買取出店で大切なことは、依頼された商品を決められた量、適正な時間内にスムーズに出すことができるということです。どれだけの時間をかけてその数量を出せば良いのか、どの時間帯にお客様が集中しそうなのかを、依頼主に確認しましょう。
①出店日
②出店場所
③イベント内容
④販売・配布の趣旨
⑤買い取りアイテム
⑥買い取り金額(単価×数量)
⑦搬入・搬出時間
⑧販売開始・終了時間
⑨入金日・入金方法
⑩早く終了した場合の対応(追加の有無)
⑪時間内に終了せず残った場合の対応(収めてくれるのか)
それぞれのポイントをしっかり押さえて、お互いに納得できるような契約を交わしましょう。
移動販売でのトラブル回避は大切なことです。
おばた行政書士事務所では飲食店を開業したいというお客様の夢のお手伝いをさせていただきます。
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