ちょっと役立つコラム

新年の抱負に、エンディングノートを書く時間を取り入れる~想いを形にする遺言書作成への第一歩~【静岡県の行政書士が解説】

新年の始まりは、多くの人にとって新しい目標や計画を立てる絶好のタイミングです。今年こそは何か新しいことを始めたい、自分や家族のために時間を使いたい、そんな思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。そんな中、少し意外かもしれませんが、「エンディングノート」を書くことを抱負のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

エンディングノートとは、自分の想いや希望、大切な情報を記録しておくためのノートです。このノートを書くことで、自分の生き方や大切にしているものを見つめ直し、将来に向けて安心感を得ることができます。

さらに、エンディングノートをきっかけに遺言書を作成する流れもスムーズに進められるのです。

エンディングノートを書く3つのメリット

1.自分の想いを整理できる

エンディングノートを書く時間は、自分自身と向き合う時間でもあります。人生を振り返り、自分にとって本当に大切なことや、家族や周りの人に伝えたいことを明確にすることができます。

例えば、「どのような医療を受けたいのか」「財産をどのように分けたいのか」といった具体的な希望を考えるきっかけにもなります。

2.家族の負担を軽減する

自分の意思や希望をエンディングノートに残しておくことで、万が一の際に家族が迷わず行動できるようになります。「どうすれば良いかわからない」といった不安や負担を減らし、家族間でのトラブルを避ける手助けにもなります。

3.遺言書作成の第一歩となる

エンディングノートに希望や想いを書き記すことで、遺言書に具体的な内容を盛り込む準備ができます。エンディングノートは法的効力を持たないものの、自分の意思を明確にするための重要な資料として活用できます。

 

エンディングノートを書く際のポイント

気軽に始める

エンディングノートを書くことにプレッシャーを感じる必要はありません。すべてを一度に書き上げる必要もなく、少しずつ進めていけば良いのです。

手書きでもデジタルでも自由

ノートや専用のエンディングノートを使用するのはもちろん、パソコンやスマートフォンを使ったデジタル形式でも構いません。自分に合った方法で記録を進めましょう。

定期的に見直す

人生の状況や価値観は変化するものです。エンディングノートも定期的に見直し、更新していくことを心がけましょう。

 

遺言書作成へのステップ

エンディングノートを書き終えたら、その内容をもとに遺言書を作成することを検討してみてください。遺言書には法的効力があるため、エンディングノートで整理した希望をしっかりと形にすることができます。

行政書士によるサポート

遺言書の作成は、法律に則った形式で行う必要があるため、専門家のサポートを受けるのがおすすめです。

行政書士は、遺言書作成のサポートを行うプロフェッショナルとして、あなたの希望を丁寧に形にするお手伝いをします。

最後に

新しい一年を迎えたこのタイミングで、自分の人生や大切な人々に向き合う時間を作ることは、とても意義深いことです。

エンディングノートを書くことから始め、自分の想いを形にする遺言書作成に繋げてみてはいかがでしょうか。

エンディングノートも遺言書も、未来の自分や家族のためにできる大切な準備です。今年をより充実した一年にするための一歩として、ぜひ挑戦してみてください。

 

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